もしも、自分がペットより先に命の終期を迎えるのなら・・もし、ペットに遺産を遺したい、という希望があるなら・・その方法はあるのでしょうか。
自分の家族と同様、また家族以上に愛情を注いでいるペット。毎日自分に絶大な信頼をおいて、慕ってくるペットを見ると、本当に愛着が湧きます。何年も一緒に暮らし、寝るときも一緒、というペットには、飼い主も深い深い愛情を注ぎますよね。
でも、もしも、自分のほうが、ペットよりも先に命の終期が来るのであれば・・・あなたはどうしますか?
また、遺産をペットに遺したい、という強い希望があったら・・どういった方法をとればいいのか・・・

自分の愛するペットに今までどおりに生活してほしい、
その方法を知っておく必要があります。
通常、民法上ペットは「物」として扱われてしまいます。
ペットが家族、と思っている方にとっては、物ではない!生き物!愛する家族だ!と思いますが、日本の法律上では、「物」という扱いなのです。犬や猫が迷子になると、「落し物扱い」となってしまうことを見ても、物、という扱いだということがわかります。
民法上で「物」という扱いであるならば、遺産を遺すことは出来ないですよね。
つまり、

相続権や受遺権がない、ということになります。
また、意思表示もできません。
先のことを考えると、家族のことも心配ですが、愛するペットの行く末を心配する気持ちも、よくわかります。

何とか、愛する家族同様のペットに、
自分の遺産を遺す手立てはないものか?
こうした方は多いのです。ペットは大切なパートナーでもあります。大切な存在ですよね。
そこで、こういった方のために、

負担付遺贈、という方法があるのです。
この負担付遺贈は、ペットのことをよく知っている、面倒を見ていただけそうな方に一定の条件をつけて、

ペットの世話をしてもらう代わりに、
遺産の一部を贈ることを約束する
というものです。
第三者の場合もあれば、身内の方にお願いすることもあるでしょう。

この負担付遺贈を遺言書にしっかり残しておくことで、
ペットに遺産を遺すことが出来る
というわけです。
条件には飼い主の意思を載せておきます。ペットの好きな食事のメーカー、食事の時間や回数、お散歩の時間や回数、予防接種をすることや定期健診を受けること、トリミングなどのこと・・・その方にやってほしいことを、しっかり決めておきます。
その条件を遺言書の中に残しておくのです。
ペットのために出来ること、遺産を遺す方法としては、この負担付遺贈が一番良い方法です。